松本大臣が東京農工大学及び一橋大学を視察

7月23日(木曜日)
教育、科学技術・学術

  7月23日、松本大臣は東京農工大学(府中市)及び一橋大学(国立市)を視察しました。

  東京農工大学では、「イノベーションの挑戦と課題」をテーマに、修士・博士学生と意見交換を行いました。

  学生の皆さんからは、それぞれの研究内容や研究テーマを選んだ理由、社会実装を見据えた研究への思い、将来どのように社会へ貢献していきたいかなどについて発表いただきました。
  また、研究を継続する中で感じている課題についても意見が交わされました。農業分野の研究では、作物の生育には時間を要するため短期間で成果を得ることが難しく、中長期的に安定した研究予算の確保が重要であることや、新たな発想を生み出すために大学間の連携や研究者同士の交流をさらに活発にしていく必要性などが共有されました。

  松本大臣は、「皆さん一人一人が、東京農工大学で学び、研究することの意義をしっかりと感じながら日々取り組んでいることが何より素晴らしい」と述べました。また、「基礎研究の裾野を安定的に広げ、その中から社会実装につながる芽が生まれたものについては、着実に実装へとつなげる支援を行っていくことが重要である」と述べるとともに、「皆さんがより充実した学生生活・研究生活を送れるよう、引き続き取り組んでいきたい」と激励しました。

  一橋大学では、中野学長及び加藤副学長から、社会科学とデータサイエンスを融合させた「ソーシャル・データサイエンス(SDS)学部」等の教育改革や、次代の文系人材育成に向けた先進的な取組事例等が紹介されました。

  松本大臣は、「文理融合による改革がイノベーション創出の基盤となり、我が国全体の教育・研究の質向上に寄与することへの期待したい」、「こうした改革を安定的・効果的に継続するため、基盤的経費である「運営費交付金」の確保が重要であり、今年度予算での運営費交付金の増額や「骨太方針2026」への同交付金の大幅な拡充を盛り込んだ」ことなどについて述べられました。

  その後の学生との意見交換では、学生から「SDS学部では、座学だけに留まらない、将来を見据えた実践的な学びができる」といった声があり、大学からも、「文理融合教育によってこれまでの一橋大学にはなかった新たな層の学生が集まり、教員同士の間にも新たな「化学反応(ケミストリー)」が生まれている」など改革の具体的な手ごたえが報告され、活発な意見交換が交わされました。

【東京農工大学】学生とのトークセッションの様子

【一橋大学】学生との意見交換の様子