「高校から大学・大学院等を通した人材育成システム改革ビジョン」を公表
人への投資の好循環による強い経済の実現を目指す

4月27日(月曜日)
教育、スポーツ、科学技術・学術、文化芸術

  4月27日、「高校から大学・大学院等を通した人材育成システム改革ビジョン」を取りまとめました。

  これまで5回にわたり「日本成長戦略会議人材育成分科会」を開催し、30名を超える有識者や関係省庁とともに議論を重ねてきました。
  ビジョンにおいては、国力の基盤は人材力であり、不確実で変化の大きい時代に対応できる人材を育てることが重要という考えのもと、「人への投資の好循環」の創出を目指して、必要な取組をまとめました。人に投資し、人材を育て、その人材が成長分野で活躍する。そして、その果実を次の世代への投資につなげる。この循環を生み出し拡大させていくことで、持続可能な経済成長・発展を目指します。

  そのために必要な取組として、まず【高校から大学・大学院等を通じた人材育成システム改革】として、
〇普通科改革や専門高校の機能強化等を進めるため、社会の変化に応じた高校教育改革として「高校教育改革交付金(仮称)」など新たな財政支援の仕組みの創設
〇高校改革と連携した高等教育改革として、理工・デジタル分野の人材育成の強化や、知事・大学・産業界が連携した、地域の医療・福祉・産業・インフラを支える人材育成の推進
〇高度化する技術や新しい知識への対応として、大学等における成長分野のリ・スキリングプログラムの開発

  【成長分野をけん引する人材育成】として、
〇多様な科学技術人材の育成・確保や、
〇産業競争力強化に貢献する新たな研究大学群の形成や研究開発法人の機能強化
〇コンテンツ分野の人材育成や裾野の拡大
などを掲げています。

  そして、これらの改革を強力に進めるための【人材力の基盤となる環境整備】として、AX時代における学習環境や研究環境の整備、さらに、労働生産性を向上させるための運動・スポーツを活用した「健康インフラ」の構築等が必要であることを掲げました。

  松本大臣は、今回まとめた人材育成の考え方や具体的な方策案について、
「計画は作るだけでなくそれを実現してこそ初めて成果に結びつくものです。国力の基盤となるのは人材力であり、同時に皆さん一人一人の自己実現を後押しすることによって経済的な面だけでなく様々な形で豊かさを実感してもらえるようにしていくことが大切だと考えます。」
と述べ、有識者や関係省庁の皆様への引き続きの協力をお願いしました。

  同日、首相官邸で開催された経済財政諮問会議においても、松本大臣から本ビジョンについて報告しました。
  経済財政諮問会議においては、高市総理からは、「人材総活躍社会」の構築に向けて、各取組を力強く進めていくよう、改めて指示がありました。また、人材総活躍社会の構築に向けた取組の一環として、次期「学習指導要領」に先行して「AIガイドライン」を速やかに改訂することや、先進事例の創出・横展開の加速によるAIの社会実装に向けた教育・人材育成の取組を一層強化するよう指示がありました。

  文部科学省では、本ビジョンの内容の実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。

【日本成長戦略会議人材育成分科会】

【経済財政諮問会議】