松本大臣が防災科学技術研究所(NIED)と物質・材料研究機構(NIMS)を視察

12月25日(木曜日)
科学技術・学術

  12月25日、松本大臣は防災科学技術研究所(防災科研/NIED)と物質・材料研究機構(NIMS)を視察しました。

  防災科研は、災害に強い社会を実現することを目的に、地震・火山・豪雨をはじめ、あらゆる自然災害を対象とした基礎・基盤的な研究開発を行う、我が国の中核的機関です。

  世界最大規模の大型降雨実験施設では、実際に暴風雨を体験しました。この施設は、毎時300ミリの豪雨と毎秒20メートルを上回る強風を再現でき、暴風雨下での自動走行やドローン飛行試験などにも幅広く活用されています。

  全国に張り巡らされた地震津波火山観測網のデータセンターでは、今月8日に発生した青森県東方沖の地震の際に、防災科研の S-netにより緊急地震速報の発表が約3秒早まるなど、研究開発の成果が防災対策に大きく貢献していることなどを紹介いただきました。

  火山の機動観測装置なども、実際に見ながら、御嶽山噴火後の研究開発の進展を説明いただきました。松本大臣は、国民の命を守るために大事な防災科学技術研究は世界各国からも期待が寄せられているだろうとし、研究者からの説明を踏まえて意見交換をしました。

  NIMSは、国内で唯一、物質・材料科学の研究に特化した国立研究開発法人であり、私たちの暮らしを支え、世界を変える物質・材料を数多く生み出しています。

  松本大臣は、我が国のみならず世界的に大きく貢献している材料分野について、経済安全保障の観点でも重要性が高まっていることからも、国としてどう対応していくべきかを重要視し、研究現場の視察と意見交換をしました。

  視察では、AI for Materialsの推進に向けて、AIやロボットを駆使した自動・自律実験を行う「次世代蓄電池」および「次世代蛍光体」の先端研究について、研究者から説明頂きながら見学しました。また、希少元素の使用を抑えつつ高性能を実現する「省レアアース磁石開発」及び「3次元積層造形による超耐熱材料開発」に取り組む研究現場を見学しました。

  意見交換では、宝野理事長から、修士・博士研究人材がキャリアプランを描けることが重要であるとの考えが示され、NIMSと国内外の大学との間で行われている連携大学院制度について説明いただきました。

  さらに、企業と組織的に共同研究を推進する企業連携センターや、複数社の水平連携による課題解決を目指すオープンプラットフォームなど、先端研究を社会実装に繋げていく取組についても紹介いただきました。

  松本大臣は、防災科研やNIMSの取組は、あらゆる自然災害を対象とした基礎・基盤研究開発や、国民生活を豊かにする革新的マテリアルの研究開発であり、今後の取組に大きな期待を持ったと述べました。

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▼物質・材料研究機構
国立研究開発法人物質・材料研究機構 | NIMS別ウィンドウで開きます

【防災科学研究所(防災科研/NIED)】

【物質・材料研究機構(NIMS)】