松本大臣が石川県輪島市と能登町の学校施設等を視察し、関係者や高校生と意見交換

  12月18日、松本大臣は、石川県輪島市と能登町を訪れ、令和6年能登半島地震で被災した輪島市立河井小学校、金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設、能登町営まちなか鳳雛塾、石川県立能登高等学校等を視察し、関係者の方々及び高校生との意見交換を行いました。

  河井小学校では、仮設校舎で元気に遊ぶ子供たちの様子を視察するとともに、輪島市の教育長や校長をはじめとする関係者と、学習環境の現状や課題、創造的復興等について意見交換を行いました。
  松本大臣は、関係者の皆様が子供たちの学習環境の確保や学びの継続に、日々、ご尽力されていることに心からの敬意を示すとともに、学校施設の早期復旧と児童生徒の環境に応じた学びの取組をしっかりと支援していきたいと述べました。

  金沢大学では、施設被害の復旧状況を視察するとともに、谷内江理事や滝波理事、鈴木教授をはじめとする関係者と、施設被害の復旧状況や石川県とも連携した能登の創造的復興に向けた取組、学生のボランティア活動等について意見交換を行いました。
  松本大臣は、国立大学法人は、我が国の「新技術立国」の実現に向け、非常に重要な役割を担っていると考えており、今後とも皆様の取組をしっかりと支援していきたいと述べました。

  まちなか鳳雛塾では、石川県復興探究コーディネーターをはじめとする関係者と、能登高校や地域と連携して、地域の実情や生徒のニーズに合わせた丁寧な学習支援や生徒の放課後の居場所づくりなどに取り組まれている状況等について意見交換を行いました。

  能登高校では、生徒の皆さんから直接、熱意を持って取り組んでいることや将来の目標、地元能登への思いについて、お話を伺いました。
  松本大臣は、生徒の皆さんが高校で取り組んでいることはもちろん、自分たちの将来像を明確に持ちながら、大好きな能登のために何かできないかと一生懸命考えていることに感銘を受けたと話しました。
  能登町長や石川県の教育長、校長をはじめとする関係者からは、能登高校魅力化プロジェクトや奥能登地区県立高校における復興教育、魅力化の取組などについて伺いました。
  松本大臣は、教育の質の向上につなげるような取組は、大変意味のある取組であり、文部科学省としても後押しができるよう、視察を通じて得られた知見を今後の検討に活かしていくと述べました。

  文部科学省では、被災地の現状や課題、また、御意見や御要望を踏まえ、引き続き、関係機関や現地とも連携を密にしながら、被災地に寄り添い、復旧・復興に向けてしっかり支援してまいります。

【輪島市立河井小学校】

【金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設】

【石川県水産総合センター】

【能登町営まちなか鳳雛塾】

【石川県立能登高等学校】