アジア高校生架け橋プロジェクト+(プラス)修了証授与式

12月15日(月曜日)
教育・国際

  12月15日、文部科学省講堂においてアジア高校生架け橋プロジェクト +(プラス)第3期のプログラムを修了した高校生99名に修了証が授与されました。

  修了証授与式では、日本の高校に約4か月間通った修了生の代表者が、滞在中の高校生活や帰国後の展望について、日本語で発表を行いました。「ホームシックになった時もあったが、日本のホストファミリーや学校の先生・友人の支えのおかげで乗り越えることができた」と感謝とともに想いを語りました。
  また、招へい高校生と全国の日本の高校生が参加した国際交流キャンプで話し合った成果についても、英語と日本語を交えながら発表を行いました。今年のテーマは 「未来への夢が世界を動かす」 であり、このテーマに向き合うための第一歩として「自分自身を知る」ための自己分析を通して「帰国後に達成したい夢」 をまとめました。「自分たちの目標や夢を世界中の人と手を取って一緒に叶えるにはどうすればよいか?」という課題についてもサミット形式で意見を交わし、「理解・共感・機会・受容・尊重・平等を追求し続けることが必要不可欠である」という結論を導き出し、未来への誓いとして発表しました。
  さらに、ある生徒からは、「異国の地で頑張っている自分の姿を見た日本の友人(高校生)が、留学に応募することを決めた」という嬉しい報告もありました。

  橋爪淳文部科学省大臣官房審議官から高校生に向けて、自身の経験も踏まえながら、「日本で経験してきたことを活かして、将来、皆さんの母国と日本を繋ぎ、そして世界を支える、そんな架け橋となるリーダーになってほしい」とメッセージを伝えました。

  文部科学省では、引き続き、日本とアジア、G7、そして世界の架け橋となる人材育成を推進してまいります。

※「アジア高校生架け橋プロジェクト+(プラス) 」は、アジア諸国やG7各国で日本語を学ぶ優秀な高校生を日本全国の高校に招へいし、日本人高校生との国際交流を深め、互いの国に精通したリーダー、架け橋となる人物を育成することを目的とした事業です。
  G7富山・金沢教育大臣会合(令和5年5月)での「富山・金沢宣言」に係るG7各国との連携施策の強化として、令和5年度から新たにアジア諸国にG7各国の高校生が加えられました。今年度は、第3期生として、アジア諸国やG7各国から99名の日本語を学ぶ高校生が招へいされ、平成30年度からの「アジア架け橋プロジェクト」を含め、これまでに合計1,231名の高校生が修了しました。