10月31日(金曜日)
国際、その他
10月31日、増子文部科学事務次官は、ウズベキスタン・サマルカンドで開催された第43回ユネスコ総会に出席し、日本政府を代表して一般政策演説を行いました。
演説では、ユネスコ創設80周年を前に、来年日本が加盟75周年を迎える節目であることを踏まえ、ユネスコの非政治化と改革の進展に対する期待を表明しました。また、教育・科学・文化を通じて国際的な課題に積極的に取り組むユネスコの役割を重視し、持続可能な開発のための教育(ESD)の推進、災害リスクの軽減、小島嶼開発途上国(SIDS)への支援、海洋科学の発展、文化遺産の保護などを通じて、平和の構築と加盟国間の相互理解の深化に貢献する日本の姿勢を示しました。
ユネスコ総会は、2年に1度開催されるユネスコの最高意思決定機関で、今次総会は10月30日から11月13日までの期間で開催されました。本年7月に米国が脱退を表明して以降、初めての開催となった今回の総会では、期間中に事務局長の交代も行われるなど、重要な節目となりました。

