エジプトのアブデル・ラティーフ教育・技術教育大臣が松本文部科学大臣を表敬訪問

10月29日(水曜日)
国際・教育

  10月29日、松本大臣は、エジプトのアブデル・ラティーフ教育・技術教育大臣の表敬訪問を受け、日本の教育モデルを取り入れたエジプトの教育改革の実践等に関する意見交換を行いました。

  松本大臣は、2018年に開校した「エジプト日本学校(EJS)」が、現在では69校になり、日本の「知・徳・体」の全人教育が、「特活」などを通じてエジプトで一層の広がりをもって実践されていることに謝意を示すとともに、今後もアフリカにおける日本型教育の更なる展開に協力を求めました。

  ラティーフ大臣は、新しく就任された松本大臣へ祝辞を述べられるとともに、EJSが人格形成に重要な役割を果たし、子供だけでなく保護者にも良い影響を生んでいることについて説明されました。また、日本とともにEJSの実践をアラブやアフリカ諸国のほか、世界に広めたいと述べられました。さらに、ハニー・ヒラール元高等教育・科学研究大臣は、日本が協力する「エジプト日本科学技術大学(E-JUST)」がエジプト以外の学生も受け入れるアラブ及びアフリカ諸国の研究拠点大学になっていること、本年9月に「エジプト・日本高専(EJ-KOSEN)」が開校したことについて述べました。

  松本大臣とラティーフ大臣は、2028年に開催予定のTICAD10に向けて、本年8月に署名した教育協力のための意向表明書(LOI)に基づき、政策対話を開催するなど、引き続き協力していくことを確認しました。