10月8日(水曜日)
科学技術・学術
10月8日、2025年ノーベル化学賞が発表され、北川進京都大学特別教授が受賞されました。受賞を受けて、あべ大臣が北川進特別教授へ電話で御祝いの言葉を伝えました。
北川氏は、炭素を含む分子と金属イオンからなる物質を組み合わせて、穴の大きさを自由に変えることが可能な金属有機構造体を開発しました。
北川氏の開発した金属有機構造体は、環境中の医薬品残留物の分解や二酸化炭素の補足等を可能とし、環境問題等の解決や人類の健全な暮らしに貢献すると期待されています。
北川氏の受賞発表を受けてあべ大臣は、電話で御祝いの言葉を伝えると共に、研究者を志す若い世代へのメッセージを尋ねました。
北川氏は、チャンスは祈るものではなく、自分を教育してくれる方や学校における環境など周りの人と協働しながら作りあげていって欲しいと話されました。
更に、次世代を担う研究者の育成支援について文部科学省に期待することを尋ねると、基礎研究を重視し、基礎研究のような息の長い研究を大きく取り組める施策や、若い人が研究時間を確保できるように大学内に研究支援人材を増やしていく施策を進めていただきたいと述べられ、そうすれば若い人たちが生き生きと研究ができると思うと話されました。
あべ大臣は予算確保を含め、若手研究者を支援するために頑張っていくと力強く答えました。