8月20日(水曜日)
文化
8月20日、第25期文化審議会第2回総会が開催され、島谷文化審議会会長から野中副大臣へ「改定ローマ字のつづり方(答申)」を手交しました。同総会には都倉文化庁長官も出席しました。
国語分科会では、森山分科会長の下、ローマ字のつづり方の見直しが喫緊の課題であるとの認識に基づき、令和4年度から3年間にわたり審議がなされ、答申がまとめられました。
答申の主な考え方は次のとおりです。
1)実際に社会で広く使用されているつづり方を採用
2)長音の示し方において、符号を用いない場合には、母音字を並べる方法を使用
3)外国語の表記に基づいて国際的に通用している表記その他の各分野で用いることのある表記については、直ちに変更を求めるものではない。
また、個人の姓名、団体名等を書き表す場合については、当事者の意思を尊重する。
答申を受け、野中副大臣は、国語分科会での精力的な審議に対する謝意を示すとともに、今後、この「改定ローマ字のつづり方」を普及するため必要な手続きを進めるなど、我が国の文化の基盤としての国語に関する施策の一層の推進に取り組んでいくと述べました。
▼第25期文化審議会第2回総会(資料等はこちら)
第25期⽂化審議会第2回総会(第98回) | 文化庁