8月19日(火曜日)
科学技術・学術
8月19日、あべ大臣は、TICAD9に合わせて開催されたゲイツ財団が主催するイベント「グローバルヘルス分野における日本の科学技術の可能性と国際的貢献」に出席しました。
グローバルヘルスは国や地域の枠を越えて、世界中の人々の健康を守り、健康格差を減らすための取組や研究のことで、政府、学界、日本の研究機関、産業界から約300人が参加した本イベントでは日本のこれまでの貢献と今後果たしうる役割について議論が行われました。
あべ大臣は挨拶で、自身が、グローバルヘルスの課題解決に強い関心を持って活動を継続してきており、ザンビア、ガーナ、エジプトへの訪問などを通じて、特に日本が強みを有する科学的知見や最先端の技術等を通じた貢献の可能性を改めて認識したところだと話しました。
そして、文部科学省における感染症研究やワクチンに関する研究開発の推進の取組を紹介すると共に、
「本日の議論が、我が国と世界の架け橋となり、官民が連携したグローバルヘルス分野のエコシステムの強化のための重要な一歩となることを期待しています。」
と述べました。
イベントではビル・ゲイツ氏が講演され、母子保健や感染症対策における国際協力と研究開発投資の重要性を強調し、日本がAIや医薬品開発などで世界に貢献してきた成果を称賛されるとともに、今後もグローバルヘルスにおけるリーダーシップを発揮することへの強い期待を示されましました。
文部科学省では、引き続き、感染症研究やワクチン開発、人材育成など、グローバルヘルスに貢献する国際的な共同研究や学生・研究者の交流の更なる強化を図ってまいります。
左:ビル・ゲイツ氏
イベント登壇者記念写真