文部科学省とガーナ教育省間の意向表明書署名式

7月29日(火曜日)
国際、教育

  文部科学省では、8月20日~22日に横浜で開催されるアフリカ開発会議(TICAD9)に向けて、アフリカ諸国との連携強化を図るべく、昨年12月に省内 PT を設置し、文部科学省における対応について検討を進めてまいりました。その取組の1つとして、7月29日、文部科学省とガーナ教育省間の教育協力と人材育成についての意向表明書(LOI:Letter of Intent)署名式を行い、あべ大臣とイドゥリスガーナ教育大臣が出席しました。

  意向表明書の主な内容としては、
  ・高等教育機関及び研究機関間の連携強化
  ・特に農業や工学分野における職業教育訓練(TVET)及びスキル開発の強化
  ・科学・技術・工学・数学(STEM)教育の推進
  ・ICT、コーディング及びデジタルスキル分野における青少年のイノベーション・起業支援
  ・特別支援教育を含む、包摂的かつ公平な質の高い教育の促進
  ・特別活動(特活)を特徴とする日本型教育の推進
  ・両国の教育開発に資するその他の相互に合意された分野
  について協力を推進することとしています。

  その後の懇談で両大臣は、本意向表明書に署名でき嬉しく思うと話すと共に、イドゥリス大臣は、両国の協力関係のメルクマールになったと話され、
「ガーナは日本型教育から学ぶ準備が出来ている。特に、障害のある児童への配慮や道徳、チームビルディングの育成に重点を置いた日本の教育を高く評価しており、ガーナの教育にも良い面を取り入れていきたい。」
と述べられました。
  あべ大臣は、
「5月のガーナ共和国訪問の成果を踏まえ、来月のTICAD9に先立って署名出来たことを本当に嬉しく思います。これからは、本LoIに基づき、高等教育や職業教育、STEM 教育をはじめとした分野において協力を進め、定期的に政策対話などを実施しながら、両国の協力関係を深化させていければと思っています。」
と述べました。