5月22日(木曜日)
教育
5月22日、金城大臣政務官は、秋篠宮皇嗣妃殿下の御臨席の下、筑波大学附属聴覚特別支援学校創立150周年記念式典に出席しました。
筑波大学附属聴覚特別支援学校は、聴覚に障害のある子供たちを対象とした日本で唯一の国立大学附属特別支援学校として、社会の様々な分野で活躍・貢献する卒業生を多く輩出しています。また、2003年からはフランス国立パリ聾学校、2015年からは韓国国立ソウル聾学校と姉妹提携を結んで、教員及び生徒間の相互交流を行い、グローバル人材の育成に対応できる教育にも注力しています。
金城大臣政務官は、手話も交えながら来賓挨拶を行い、
「日本の聴覚障害教育の推進に多大な貢献をなされていることに対し、敬意を表しますとともに、教職員や保護者をはじめとする関係の皆様のこれまでの御尽力に対し、心から感謝を申し上げます。」
と述べるとともに、
「文部科学省としては、障害のある子供一人一人の自立と社会参加を見据え、教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できるよう、インクルーシブ教育システムの構築に向けた取組を推進しております。聴覚に障害のある子供たちの教育相談の内容や体制の充実、手話を使用する子供たちを対象とする学習コンテンツ等の開発などの取組を全力で進め、誰もが相互に人格と個性を尊重し、支え合い、認め合える共生社会の形成を目指し、聴覚障害のある児童生徒に対する支援も含め、特別支援教育の一層の充実を図ってまいります。」
とお祝いの言葉を述べました。
文部科学省としても、引き続き、特別支援教育の充実に努めてまいります。
参考:筑波大学附属聴覚特別支援学校
筑波大学附属聴覚特別支援学校 | 聴覚障害教育の可能性の追究 我が国唯一の国立大学の聾学校として教育を開始