4月22日(火曜日)
科学技術
4月22日、あべ大臣は、東京大学先端科学技術研究センターの原田達也教授の訪問を受け、原田教授らにより開発された日本語大規模視覚言語モデル(VLM:Vision Language Model)のデモンストレーションを受けました。
VLMは、文書や画像や音声、動画など複数のデータ形式を扱えるマルチモーダルAIモデルの一種であり、入力した画像を説明する文章の生成などに活用されます。これまで日本語に特化したVLMの開発は十分に進んでいませんでしたが、原田教授らの研究グループにより、今年2月、日本語に特化したVLMが開発・公開されました。このAIモデルは汎用的なものであるため、今後、様々なサービスへの応用やAI研究開発へ活用されることが期待されます。
原田教授からは、開発されたVLMにがん患者のCT画像についての所見を出力させるといったデモンストレーションを実施していただくとともに、今後の我が国のAIの研究開発の方向性等について、大臣と意見交換をしていただきました。
文部科学省としては、引き続き、AIをはじめとする先端的の情報科学技術の研究開発等を推進してまいります。
(原田教授によるデモンストレーションの様子)