2月28日(金曜日)
教育
令和6年秋にコミュニティ・スクールの制度化20周年を迎えたことを記念し、2月28日にフォーラムを開催し、武部副大臣が出席しました。
コミュニティ・スクール(以下「CS」)の制度化や普及に多大な功績を残された、貝ノ瀨全国コミュニティ・スクール連絡協議会顧問、門川前京都市長、金子慶応義塾大学名誉教授に、武部副大臣より感謝状を授与しました。貝ノ瀨氏にはその後、「CSの“これまで”と“これから”」をテーマにご講演いただきました。
パネルディスカッションでは、今年度文部科学大臣表彰を受賞した3つの取組の代表を交え、「CSでの学び、未来の学びをつくるCS」について議論しました。
CSで育った中高生(登壇者)からは「CSの仕組みによって地域の大人たちに支えられてきた実感があり、地域の課題解決に向け当事者意識をもって貢献していきたい」といった力強い発言がありました。
鈴木寛教授(東京大学公共政策大学院)からはCSでの学びを価値づけていただいた上で、「このような若者の芽を摘むことがないよう、大人たちはこれからも子供たちを支えていかなければならない。そのためにCSの取組を広げていかなければならない」と締め括っていただきました。
また、記念企画として募集した、CSや「地域とともにある学校」を表現するキャッチコピー/ロゴマークの審査結果の発表と優秀賞の表彰も本フォーラム内で行いました。キャッチコピー部門では、堤島さん(鳥取県立鳥取西高等学校)の作品「学びの輪、地域の輪。未来へ繋ぐ」が最優秀作品に選ばれました。ロゴマーク部門では5つの優秀作品を発表し、今後必要な手続きを経た上で、最終的な採用作品を決定する予定です。
当日は、全国からオンライン参加を含めて1,000名を超える方々にご参加いただき、共にこれまでのCSの取組を振り返り、更なる取組加速の契機ともなる有意義なフォーラムとなりました。アーカイブ動画は、近日ホームページ(https://manabi-mirai.mext.go.jp/torikumi/cs-torikumi/r6forum.html)で公開予定です。
感謝状を授与の様子
貝ノ瀨滋氏による講演の様子
パネルディスカッションの様子
キャッチコピーの発表の様子