2月3日(月曜日)
科学技術・学術
2月3日、赤松大臣政務官は、JAXA主催の国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」利用シンポジウム2025に出席し、オープニングで挨拶を行うとともに、JAXAの宇宙開発利用に関する展示として、人工重力装置などの利用実験やHTV-Xの開発状況、APRSAF(アジア・太平洋地域宇宙機関会議)での宇宙教育関係の展示パネル、さらにISSの商業利用を行う民間企業の展示などを見学しました。
本シンポジウムは、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙環境利用を取り巻く国内外の最新状況や、ISS日本実験棟「きぼう」における科学的成果などを目的に、JAXAが毎年開催しています。今回のシンポジウムでは、2030年までの現在のISS運用と2030年以降に続く新しい地球低軌道利用を見据えた取組状況などの共有や、限りあるISS「きぼう」のリソースの中での成果最大化や未来へと続く地球低軌道利用などについて議論が行われました。
オープニングの挨拶では、赤松政務官から、最新の日本の宇宙開発の状況として、本年2月2日のH3ロケット5号機の打上げ成功を報告しました。続いて、2024年の出来事として、小型月着陸実証機SLIMの月面着陸成功や日米の「有人与圧ローバ」による月面探査の実施取決めの署名などの成果に言及した上で、2025年も大西宇宙飛行士や油井宇宙飛行士のISSでの長期滞在が予定されているなど、有人宇宙活動にとって重要な1年になることを紹介しました。さらに文部科学省として、2030年以降における我が国の地球低軌道活動利用の発展の在り方について、併せて、「きぼう」のさらなる利用拡大と成果の最大化に向けて検討を進めていることを述べました。
※今回のシンポジウムの様子(動画)はJAXAのHPでご覧いただけます。
https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/information/event/riyo_symposium2025.html