1月22日(水曜日)
科学技術・学術
1月22日、あべ大臣は理化学研究所(理研)(埼玉県和光市)を訪れ、理研の卓越した科学研究の推進状況や、五神理事長が推進する「最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業」について説明を受けるとともに、「量子コンピュータ研究センター(RQC)」および「脳神経科学研究センター(CBS)」を視察しました。
RQCでは、国産量子コンピュータ初号機(愛称「叡(えい)」)を視察し、量子コンピュータの利活用促進に向けた取組や研究内容について中村センター長より説明を受けました。
CBSでは、認知症をはじめとする精神・神経疾患の克服を目指した脳科学研究について、影山センター長より説明を受けるとともに、アルツハイマー病患者のアミロイド病理を正確に再現するモデルマウスを開発し、治療法の開発等に取り組む研究などを視察しました。
あべ大臣は、理研において様々な分野における世界最先端の研究開発が行われていることを実感したと話しました。
また、データや機器の共用に関する意見交換を行うとともに、女性研究者からの説明や、大学とは異なる、分野を超えた研究連携の取組等を聞き、大変興味深く感じたとし、現場の状況も踏まえて、文部科学省として引き続きイノベーションを創出する科学技術の振興、研究支援に取り組んでいくと述べました。
超伝導量子コンピュータの前で説明を受ける様子
脳神経科学研究センターにて顕微鏡で神経細胞を観察する様子