12月21日、あべ大臣は福島県を訪れ、東京電力福島第一原子力発電所、日本原子力研究開発機構(JAEA)の大熊分析・研究センター及び楢葉遠隔技術開発センターを視察しました。また、「第9回廃炉創造ロボコン」の競技を観戦し、表彰式に出席しました。
東京電力福島第一原子力発電所及びJAEAでは、廃炉の進捗状況等を確認するとともに、ALPS処理水の第三者分析に係る設備等を視察し、あべ大臣は、廃炉研究の重要性を改めて認識しました。また、意見交換の場で関係者に対し、「今後とも政府一丸となって廃炉に向けた取組を支援していく」と述べました。
廃炉創造ロボコンには17チームが出場し、高専生たちは実際の廃炉現場を想定した課題に挑戦しました。あべ大臣は閉会式において、最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞された小山工業高等専門学校の学生に賞状とトロフィーを贈るとともに、高専生に対し、「今後の廃炉を支える若い人材が一人でも多く生まれることを強く期待しています」と激励しました。
また、廃炉創造ロボコンに出場した福島工業高等専門学校の学生と意見交換をしました。あべ大臣は学生から廃炉に興味をもったきっかけ等について話を聞き、廃炉について真剣に考える学生の志の高さに感動したと伝えました。
文部科学省としては、引き続き、東電福島第一原発の廃炉の現場を支える長期的な取組への支援を進め、福島の復興に取り組んでまいります。