第40回国際生物学賞授賞式

12月17日(火曜日)
科学技術・学術

  12月17日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、第40回国際生物学賞授賞式が行われ野中副大臣が出席しました。

  国際生物学賞は、昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究、また、本賞の発展に寄与されている上皇陛下の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を記念して設けられたものです。

  第40の節目を迎えた今回、賞の創設に由来する「系統・分類を中心とする生物学」の分野において、優れた功績を挙げられたアンゲリカ・ブラント博士(独・ゼンケンベルク研究所・自然史博物館 教授/フランクフルト大学 教授)が受賞しました。ブラント博士は、当時十分な調査が実施されていなかった南極海の深海域を対象とした国際共同プロジェクト等を主導し、それらの海域における極めて高い生物多様性を明らかにしたことなどが高く評価されています。

  また、内閣総理大臣祝辞を辻󠄀内閣府副大臣、文部科学大臣祝辞を野中文部科学副大臣が代読しました。野中副大臣はブラント博士に深い敬意を表するとともに、
「学術研究が生む知は価値創造の源泉です。文部科学省としましても、研究者が多様な知的交流を図り研究活動に打ち込めるよう支援してまいります。」
と述べました。

▶第40回国際生物学賞受賞者の詳細はこちら(別ウィンドウで開きます:日本学術振興会HP)
https://www.jsps.go.jp/j-biol/03_recipients/40_pastrecipients_awardee.html別ウィンドウで開きます
▶国際生物学賞の詳細はこちら (別ウィンドウで開きます:日本学術振興会HP)
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