12月1日、あべ大臣は、赤松大臣政務官とともに、新潟県長岡市を訪問し、山古志地域の施設の視察や関係者との意見交換を行いました。また、長岡工業高等専門学校と長岡技術科学大学を訪問し、産学連携の取組を視察しました。
山古志地域では、NFT(Nishikigoi NFT)を活用した地域文化やコミュニティの活性化に向けた取組と、それを通じた関係人口の創出に取り組んでいます。現地では、山古志住民会議の方々や、デジタルを通じて地域の取組に携わる「デジタル村民」の方々にも参加いただき、取組の現状や課題について説明いただくとともに、意見交換を行いました。
また、国の重要無形民俗文化財「牛の角突き」が行われる闘牛場や闘牛牛舎、やまこし復興交流館おらたるを訪問し、山古志地域の伝統文化や2004年新潟県中越地震からの復興の歩みなどについて、話を伺いました。
長岡工業高等専門学校では、高専のものづくり技術を活かした課題解決に向けた取組事例や企業と協力した教育プログラムなどが紹介されました。また、学校で開発を進めている土木構造物点検業務のVRトレーニングシステムの体験も行いました。
さらに、日本人学生と留学生が共同で生活する国際寮も訪問し、寮で生活する学生の皆さんと高専での生活や今後の進路について懇談を行いました。
長岡技術科学大学では、産学官連携の取組について説明があり、長期インターンシップなどの実践的な教育や、学生も研究開発に参画する社会課題解決の取組などの事例が紹介されました。また、「コメどころ新潟」が抱える課題解決に向けて、微生物の力を生かした資源循環型社会の実現を目指した取組を進める研究室を視察したほか、雪室貯蔵米や発酵食品の試食、農業用支援ロボットの実機説明を受けました。
文部科学省においては、今回の視察で拝見したことやいただいたご意見等も踏まえながら、引き続き関係施策の推進に取り組んでまいります。
【長岡市山古志地域】
【長岡工業高等専門学校視察】
【長岡技術科学大学視察】