11月19日、あべ大臣が埼玉県戸田市立芦原小学校を訪れ、戸田市の不登校支援や働き方改革の取組等を視察し、教育長や校長、先生方と意見交換をしました。
まず、戸田市の戸ヶ崎教育長より、戸田市において誰一人取り残されない教育の実現に向けた不登校対策(多様な学びの選択肢、取組の効果検証や分析の活用、地域や保護者の理解を深める相談体制の拡充など)と働き方改革の推進について、また、芦原小学校長より、決まった箱に合わせて子供たちを育てようとするのではなく、「ふろしき」で包むような学級経営、学校経営を進めていること等について御説明いただきました。
あべ大臣は、教育長や校長が、どういう学校、教育であって欲しいか、どのような人間に育って欲しいかといったベクトル・方向性をしっかり示してチーム運営をされていることに感謝を述べるとともに、その上で、先生方一人一人の子供への思いを引き出していくことが大切と感じたと述べました。
その後、多様な選択肢の一つである、市内全小中学校に設置されている校内サポートルーム「ぱれっとルーム」のほか、一人一台端末を活用し、作曲活動を行う音楽の授業等を視察しました。
校内を見学後、戸田市立新曽中学校の小髙校長から中学校での働き方“改善”の取組や現場の小中学校の先生方と意見交換をしました。
先生方からは、「良い関係性、良い授業のためにもっと多くの時間を子供たちに向き合う時間に費やしたい」、「この仕事がとても好きだが、時間と人手が足りていない」といった現状を伺いました。
あべ大臣は、「教育は現場が第一」と強調し、先生方がこれだけ努力をしていただいている中で、学校の人員の充実のための予算の確保に向け、しっかりと今日の学びを活かしたいと述べました。