11月6日、あべ大臣は南極での任務に向けて出発予定の第66次南極地域観測隊の原田尚美隊長、藤田建副隊長、齋藤一城「しらせ」艦長、野木国立極地研究所長の表敬訪問を受け、活動計画の説明や南極出発に向けた意気込みを伺いました。
原田隊長は、これまで68年間の南極観測隊において初の女性隊長です。原田隊長からは、越冬隊は約1年2カ月、夏隊は約4カ月の活動予定で、100万年以上前の空気を閉じ込めた氷の取得を目指すための掘削拠点「ドームふじ観測拠点Ⅱ」での掘削開始やトッテン氷河沖での集中的な海洋観測実施など、今回の観測計画について紹介がありました。また、齋藤「しらせ」艦長は、一致協力して安全第一に任務を遂行する旨、述べられました。
あべ大臣は、南極地域観測で得られたデータ等の取扱いなどについて質問し、これに対して原田隊長から、
「観測データについては国立極地研究所等から公開しており、世界の研究機関からも利用されている。我が国の発信するデータは非常に信頼されており、国際連携の一助ともなっている。」
と説明されました。
最後にあべ大臣は、
「観測隊員と「しらせ」乗員が一丸となり、観測活動や物資の輸送に励まれ、成果を着実に積み上げて、無事に帰国されることを願っています。」
と激励しました。
※南極観測のページ(国立極地研究所HP)※南極観測のページ(国立極地研究所HP)
南極観測のホームページ|国立極地研究所 (nipr.ac.jp)