9月9日、盛山大臣は東京大学柏キャンパスを訪れ、物性研究所、宇宙線研究所、カブリ数物連携宇宙研究機構を視察しました。
物性研究所や宇宙線研究所は、国内外の大学や民間企業の研究者に最先端の研究設備や研究資源を提供し、共同利用・共同研究拠点として文部科学大臣認定を受けています。
物質の性質の解明に向けて最先端の基礎研究を推進する物性研究所では、世界唯一の室内1000テスラの強磁場実験施設を視察、宇宙線を用いて宇宙や素粒子の根源に迫る宇宙線研究所では、世界各地に設置された観測装置の展示やハイパーカミオカンデにおける光電子増倍管の設置模型を視察しました。また、それぞれの研究所の概要や研究内容について国内外の研究を先導している様子を説明いただきました。
世界トップレベル研究拠点プログラム (WPI) の一つであるカブリ数物連携宇宙研究機構は、数学・物理学・天文学の力を集結して宇宙の最も深遠な謎を解くことをテーマとして、世界各国から集まった180名の常勤研究者(内6割は外国人研究者)が研究を進めています。概要説明の他、優秀な研究者の獲得について現状と課題などについてお聞きし意見交換をしました。カブリ数物連携宇宙研究機構では、午後3時に研究者たちが集い交流する“ティータイム”の義務があり、この交流により、分野融合の成果もうまれています。盛山大臣はそのラウンジで若手研究者との意見交換も行いました。
盛山大臣は、全ての視察を終え、これからも日本の研究・知のレベルの向上のためにも是非頑張ってもらいたいと期待を述べました。
文部科学省では、今回の視察や意見交換等を踏まえ、関連施策の充実に取り組んでまいります。
▼東京大学物性研究所
https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/
▼東京大学宇宙線研究所
https://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/
▼東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構
https://www.ipmu.jp/ja
【物性研究所】
【宇宙線研究所】
【カブリ数物連携宇宙研究機構】