第139回中央教育審議会総会 「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)」手交

8月27日(火曜日)
教育

  8月27日、第139回中央教育審議会総会が開催され、荒瀬会長から盛山大臣へ「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)」が手交されました。

  本答申は、中教審の特別部会で取りまとめられた「審議のまとめ」に対して広く国民の皆様から意見募集を行い、いただいた御意見等を踏まえて取りまとめられたもので、「学校における働き方改革の更なる加速化」「教師の処遇改善」「学校の指導・運営体制の充実」を一体的に進めるための具体の施策について、工程表※とともに提言いただきました。

  答申を受け、盛山大臣は、委員の皆様に深く感謝申し上げるとともに、
「答申の中には法律改正や予算措置が必要な施策も多く盛り込んでいただいております。まずは、来年度の予算要求を間近に控えており、答申の内容をしっかりと踏まえた要求を行い、施策の実現に向けて最大限取り組んでまいります」
と述べました。

  答申には、本改革実現のためには、文部科学省をはじめとして、国や都道府県、市町村といった行政が、教師をしっかり支えることはもちろん、教育に関わる全ての関係者が自分事として、社会全体で学校や教師を支えていくことが重要であること、そして情報発信の重要性についても言及されています。

  文部科学省では具体策の実現に向けて、予算上、法制上の措置も含め、その社会実装に向けて改革の実行を確実に行うとともに、本改革実行にあたって国民の皆様への周知・理解の促進のための情報発信にもしっかり取り組んでまいります。

「令和の日本型学校教育」を担う 質の高い教師の確保のための環境整備に関する 総合的な方策について(答申)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/099/mext_00003.html

【参考】特別部会審議まとめ手交を受けて制作した1分解説動画
教師の働き方これからどうなる?(YouTube 再生リスト 計6本)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGpGsGZ3lmbCifm3ifynKenXtZwAgocbS別ウィンドウで開きます
「教職調整額を上げるだけでは働き方改革は進まないのでは?」「給特法を廃止しないと長時間勤務は変わらないのでは?」などについて審議まとめの考え方を荒瀬中教審会長に解説していただいています。

左から:
中央教育審議会質の高い教師の確保特別部会 貞広部会長
中央教育審議会 荒瀬会長
盛山文部科学大臣