「未来の博士フェス2024 ~博士と創る、博士が輝く社会へ~」 開催

7月10日(水曜日)
教育、科学技術・学術

  7月10日、博士課程学生を応援する「未来の博士フェス2024 ~博士と創る、博士が輝く社会へ~」を開催しました。
  昨年に続き2度目となる今回は、博士後期課程学生、博士課程への進学を検討中の学生、企業や大学関係者など、オンラインも合わせて約1,200名に参加いただきました。

  冒頭、法学と商学の博士号を持つ盛山大臣が自身の博士号取得に関するエピソードをはじめ、文部科学省の「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」について紹介し、博士後期課程により多くの方が進学しようと思ってもらえるように取組を進めていくと話しました。
  また、隗より始めよということで、文部科学省はもとより、各省にも博士人材の採用や職員の博士号取得を働きかけてもらえるよう人事院にお願いしていると紹介しました。
  そして、博士号取得はゴールではなく、次のステップへ進むスタートであり、国内だけでなく、世界で活躍する上で可能性が広がることだと述べ、博士後期課程の学生やこれから博士課程を目指す学生を激励しました。

  規模を拡大した今年は、昨年も行った「博士課程学生によるショートプレゼンテーション」、「パネルディスカッション」に加え、新たな企画として、「博士を大事にする企業ピッチコンテスト」や「ポスターセッション」での企業ブースの出展、「社会課題解決提案グランプリ」を行いました。
  「社会課題解決提案グランプリ」では、アサヒクオリティーアンドイノベーション株式会社、楽天グループ株式会社から社会課題に関するお題を出していただき、全国各地の大学から研究分野を超えて集まった博士後期課程学生チームが、各テーマに3チームずつ参加し、約1か月間検討した解決提案を発表しました。

  「博士を大事にする企業ピッチコンテスト」では最も優れた取組を行っていると思われる企業として参加者から最多投票を獲得した株式会社LabBaseへ、また「社会課題解決提案グランプリ」ではテーマ提案企業より最も優れた発表を行ったチームとして選定された各1チーム(計2チーム)へ、それぞれ文部科学大臣表彰を行いました。

  今後とも、博士人材がアカデミアのみならず、多様なフィールドで活躍する社会の実現に向けて、文部科学省も大学関係者・産業界の皆様と共に取り組んでまいります。

ショートプレゼンテーションに参加した学生等との記念撮影

登壇者との記念撮影

登壇者との記念撮影