5月1日、タイを訪れた盛山大臣は、バンコク日本人学校を視察しました。
バンコク日本人学校は、児童生徒数が約2千人と、日本人学校の中では世界最大であり、その中で個々の児童生徒の様々なニーズへの対応を行っています。
視察では、「なかよし学級」における特別支援学級やネイティブの教師による英語授業、ICTを活用した授業の様子や通年の水泳授業が行われる50メートルのプールを視察するとともに、藤原校長や学校を運営する泰日協会学校理事会の垣内副理事長など学校関係者と意見交換しました。
藤原校長は、日本と比較して少人数の学級編制のため一人一人に行き届いた指導が実施できており、またタイ語やネイティブ教師による英語など外国語の習得に力をいれる一方、凧揚げなど日本の文化を体験できる行事も取り入れているとお話いただきました。
盛山大臣は、同校が日本と全く同等の教育が行われていることに教師の皆さんをはじめ関係者の取組に感銘を受けるとともに、子供の頃から海外で生活し異国の人と触れ合うことは児童生徒のその後の人生にとって貴重な経験になることと思うと述べました。
文部科学省では、今後とも日本人学校などの在外教育施設における教育の振興に向けて取り組んでまいります。