5月1日、タイを訪れた盛山大臣は、タイ高等教育・科学・研究・イノベーション省にてスパマート大臣と、教育省にてパームプーム教育大臣と会談を行いました。
スパマート大臣との会談では、スパマート大臣から、日本の高等専門学校(高専)の教育システムを参考とし、実践的かつ創造的な技術者の育成を行っている「タイ高専プロジェクト」が高く評価されており、タイ国内での普及に向けて、引き続き、日本からの協力をお願いしたいとの期待が述べられました。
盛山大臣からは、前日に高専を視察し、学生が熱心に課題や外国語に取り組む姿勢に感銘を受けたことを紹介したうえで、社会が求める人材を輩出する高専教育への期待が高まっており、タイを含む諸外国からも要望があることなどを説明しました。
また、高専以外でも、留学生交流の推進、科学技術分野での日タイ間の協力を更に深めていくことへの期待を述べました。
パームプーム教育大臣との会談では、パームプーム大臣から、これまでの日本からの様々な支援への感謝に加え、本年8月に開催されるASEAN+3教育大臣会合での協力要請があり、両国間で教育面での交流を深めていきたいと述べられました。
盛山大臣からは、これまで実施してきた日本とタイの留学生や教職員交流事業についての謝意を述べ、ICT活用が進む教育や両国間での交流についての意見交換を行いました。
また、会談後にはタイ教育省の博物館を視察し、タイの教育の歴史について紹介を受けました。
文部科学省では、引き続き、日タイ両国の文部科学行政における多くの分野で協力・交流が促進されるよう取り組んでまいります。
【スパマート高等教育科学研究イノベーション大臣との会談】
【パームプーム教育大臣との会談】