4月30日、タイを訪れた盛山大臣は、キングモンクット工科大学ラカバン校附属高専(KOSEN-KMITL)を視察しました。
タイでは、「タイ高専プロジェクト(円借款事業)」として、日本の高等専門学校(高専)の教育システムを参考とする2校の高専が開校され、5年一貫の特色ある技術者教育を行うなど、タイ国内でも注目が集まっています。
学校関係者からは、民間企業と連携した課題解決型のカリキュラムの実施や、2024年春に初の卒業生となった1期生全員が日系企業への就職や日本の大学への進学なども含め進路を確定させていることなど、最近の状況について説明いただきました。
タイ高専の学生は、英語で講義を受けるとともに、日本語も学んでおり、視察では、学生が自ら製作した装置を動かしながら実習内容を発表していただきました。盛山大臣は高い技術力と語学力に感心するとともに、学生と活発に意見交換を行いました。
学生からは、民間企業と共に課題解決に取り組む卒業研究の楽しさや、進学後に自分の研究を深めることなど、タイ高専の魅力や将来の夢などについても伺うことができ、盛山大臣からは、学生がタイの将来を担い、日タイ両国の架け橋となる優れたエンジニアとなることを期待する旨を伝えました。