4月25日、盛山大臣は、ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC/東京都北区)を訪れ、卓球、フェンシングなどの練習場や風洞実験棟等を視察しました。
HPSCはオリンピック競技とパラリンピック競技を一体的に捉え、日本代表選手を始めとするトップアスリートやジュニアの強化選手等がトレーニングを行うだけでなく、スポーツ医・科学、情報等による研究、支援を行うことで、高度な科学的トレーニング環境を提供する施設であり、日本の国際競技力の向上を支える拠点となっています。
盛山大臣は、卓球、フェンシングの練習場を訪れ、パリ大会仕様の器具や、フォーム修正に活用できる動画分析システムなどの機能について説明を受けるとともに、パリ大会出場が決まった選手を激励しました。
風洞実験棟では、空気力学的に好ましい姿勢の習得や、空気抵抗を最小化する用具の開発等に活用される研究が行われていること、また、ハイパフォーマンスジムや低酸素トレーニング室では、科学的な実験や分析結果がアスリートのパフォーマンス向上にいかされていることなどについて説明を受けました。
視察を終え盛山大臣は、科学の力がスポーツに与える影響の大きさを実感したと話し、医・科学的な分析を行いながら選手と指導者が一体となってパフォーマンス向上に取り組んでいることに感心したと述べました。
また、開幕まで100日を切ったパリ大会においても現地に医・科学、情報サポートを行う拠点を設置し、日本選手団が現地パリでも手厚いサポートを受けられるようにすることはとても大事だと感じたとし、
「我々も選手の皆さんが活躍できるように支えていきたい。選手の皆さんは持てる力をフルに出せるように御活躍いただき、日本国民に夢と感動と勇気を与えていただきたい。」
と期待を述べました。