「博士人材の社会における活躍促進に向けたタスクフォース」第4回を開催し、「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」を決定

3月26日(火曜日)
教育、科学技術・学術

  3月26日、盛山大臣を座長とする「博士人材の社会における活躍促進に向けたタスクフォース」において、「博士人材活躍プラン~博士をとろう~(https://www.mext.go.jp/content/20240326-mxt_kiban03-000034860_1.pdf)」を取りまとめました。
  本プランでは、博士人材が、アカデミアのみならず、多様なフィールドで活躍する社会の実現を目指し、2040年には人口100万人あたりの博士号取得者を世界トップレベルの3倍(2020年度比)に引き上げることを大きな目標とし、文部科学省においては以下4つの方針を掲げ、取組を進めてまいります。
  ◆ 産業界等と連携し、博士人材の幅広いキャリアパス開拓を推進
  ◆ 教育の質保証や国際化の推進などにより大学院教育を充実
  ◆ 博士課程学生が安心して研究に打ち込める環境を実現
  ◆ 初等中等教育から高等教育段階まで、博士課程進学へのモチベーションを高める取組を切れ目なく実施

  盛山大臣は、博士=研究者ではなく、博士号取得で得た能力を様々な分野で生かすことができると多くの方に理解していただき、博士を取得したのちのキャリアが見えてくることが必要だと話すとともに、
「アカデミア、産業界、他府省庁にも御協力いただきながら、取り組んでまいりたい。また、“隗より始めよ”ということで、まず文部科学省で博士人材が活躍できる環境を作ってまいりたい。」
と力強く述べました。
  文部科学省としては、博士を目指したい方が安心して学修できる環境を整え、高い専門性と汎用的能力を有する人材として生き生きと活躍することを後押ししてまいります。

博士人材活躍プラン表紙