本田大臣政務官が東工大を視察

2月22日(木曜日)
教育、科学技術・学術

  2月22日、本田大臣政務官は東京工業大学を訪れ、ゼロカーボンエネルギー研究所及び原子核工学コースの教育活動を伺うとともに、原子核工学コースの大学院学生と意見交換を行いました。
また、ゼロカーボンエネルギー研究所実験施設である広領域線質放射線照射実験室(ペレトロン加速器※1)、ニュークリアセラミックス実験室※2を視察しました。

  ゼロカーボンエネルギー研究所及び原子核工学コースにて行っている研究・教育や、文部科学省が支援しているANEC※3における東京工業大学での取組内容についての説明を受け、現場での人材育成に関して理解を深めました。
  原子核工学コースの学生との意見交換では、5名の大学院生から、原子力を学ぼうと考えた理由や将来の夢などを伺いました。
  ペレトロン加速器、ニュークリアセラミックス実験室では、各実験装置を視察するとともに、研究内容などを伺いました。

  今回の視察や意見交換を通じて、原子力人材育成の現状や課題を確認するとともに、現場の取組について理解を深めました。

  文部科学省では、今回の視察で得られたことを踏まえ、原子力教育の充実に積極的に取り組んでまいります。

※1:「ペレトロン」と呼ばれる金属ペレット荷電チェーンを用いた加速器。加速器からの陽子ビームを用いて中性子を発生させる。
※2:セラミックスの照射損傷及び耐苛酷環境材料の開発のために設置された実験室。
※3:令和3年度に設立された原子力教育コンソーシアム。正式名称は『未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム(Advanced Nuclear Education Consortium for the Future Society:ANEC)』

意見交換の様子

広領域線質放射線照射実験室(ペレトロン加速器)視察の様子

ニュークリアセラミックス実験室視察の様子