盛山大臣がトヨタ自動車(株)とJAXAが共同で研究開発を進めている月面探査車「有人与圧ローバ」の研究開発現場を視察

12月22日(金曜日)
科学技術・学術

  12月22日、盛山大臣は、トヨタ自動車(株)とJAXAが共同で研究開発を進めている月面探査車「有人与圧ローバ」の研究開発現場を視察しました。

  「有人与圧ローバ」は、宇宙飛行士が宇宙服無しで月面に長時間滞在し、長距離を移動することができる月面探査車であり、日本の高い技術力を活かした、アルテミス計画(※)における月面活動への重要な貢献になるものです。

  盛山大臣は「有人与圧ローバ」のモックアップ(実物大検証モデル)を視察し、宇宙飛行士が長時間快適に過ごすことができるように検討が進められている、様々なシステムや内装の工夫等について説明を受けるとともに、運転シミュレータを用いて、月面での運転操作を体験しました。

  盛山大臣は、「有人与圧ローバ」の開発は、将来に向け人間の月面での活動が具現化していくための大きな成果となりうるものであり、順調に研究開発が進むことを願うとともに、文部科学省として、米国人以外で初となる日本人宇宙飛行士の月面着陸を目指し、取組を進めていくと力強く述べました。

(※)アルテミス計画は、将来的な火星有人探査を見据え、月面での持続的な探査の実現を目指す、米国が主導する国際宇宙探査プログラムです。「有人与圧ローバ」は、アルテミス計画への日本の協力の一つとしてNASAと検討を進めているものです。