国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の古川聡宇宙飛行士とのリアルタイム交信

12月11日(月曜日)
教育、科学技術・学術

  12月11日、国際宇宙ステーション(ISS)と総理官邸特設スタジオをつないで、ISSに滞在中の古川聡宇宙飛行士とリアルタイム交信を行い、盛山大臣、高市内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、若田宇宙飛行士及びJAXAの小型月着陸実証機 SLIMプロジェクトに関連性のある大学院生7名が出席しました。

  盛山大臣は、来年1月に月面に着陸予定のSLIMに言及しつつ、2020年代後半に米国人以外で初となる日本人宇宙飛行士の月面着陸を目指し、取組を進めていきたいと述べた上で、古川宇宙飛行士に、今後の国際宇宙探査における世界からの日本への期待、宇宙を志す若者へのメッセージを伺いました。
  古川さんからは、
「日本がISSを通じて獲得してきた、人が宇宙に滞在するために必要な環境制御技術、物資補給技術、「きぼう」にしかない独自の宇宙環境利用技術等、優位性のある技術を最大限活かし高めていき、民間企業にもこれらの技術を積極的に活用していただくことで課題解決に貢献できるのではないか」
と回答を頂きました。また、
「国内外の宇宙を志す若い皆さんには、「きぼう」を利用した教育プログラム等の様々なイベントにどんどん参加してほしい。最初は上手くいかなかったとしても、自分で考え、調べ、試すことで壁を乗り越え、知識や能力が磨かれると思う。宇宙飛行士も皆さんの熱意に刺激を受けることを楽しみにしている」
とメッセージを頂きました。
  最後に、古川宇宙飛行士からミッション達成への決意を発信いただきました。

【参考】
☆古川聡宇宙飛行士のISS交信(VIPコール)
(JAXAイベントライブ配信専用チャンネル)
https://www.youtube.com/live/doahzCMGs7k?si=sijhJV1oHGhiHBXR別ウィンドウで開きます