盛山大臣が理化学研究所を訪れ、量子コンピュータ研究センター等を視察

10月6日(金曜日)
科学技術・学術

  10月6日、盛山大臣は、理化学研究所(埼玉県和光市)を訪れ、五神理事長から理研の新たな取組や戦略について説明いただき、「脳神経科学研究センター(CBS)」、「量子コンピュータ研究センター(RQC)」を視察しました。

  「脳神経科学研究センター」では、認知症に関する研究など、脳機能ネットワークの全容解明や精神・神経疾患の克服を目指した脳科学研究について上口副センター長から説明いただきました。また、脳(マウス)の神経細胞活動を広範囲で高速に可視化できる顕微鏡を視察しました。

  「量子コンピュータ研究センター」では、今年3月に公開され、また視察の前日5日に愛称「叡(えい:A)」が発表された、国産量子コンピュータ初号機を視察しました。加えて、富士通が理化学研究所と連携して開発し、同じく前日5日に公開された国内企業初となる量子ゲート型量子コンピュータを視察し、利活用促進等に関する取組について説明を受けました。

  盛山大臣は、量子コンピュータは、創薬・材料・金融などの幅広い分野において産業の成長機会の創出や社会課題の解決をもたらしうる革新技術であり、国内企業初の量子コンピュータ公開は社会実装に向けた大きな一歩だと期待を示しました。

  文部科学省では、引き続き内閣府などの関係府省と連携しながら取組を更に加速してまいります。

「脳神経科学研究センター」

「量子コンピュータ研究センター」

「理研RQC-富士通連携センター」

富士通が理化学研究所と連携し開発した、国内企業初となる量子ゲート型量子コンピュータ