盛山大臣が第20回科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)年次総会に出席

10月1日(日曜日)
科学技術・学術

  10月1日(日)、盛山大臣は、京都市で開催された科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)年次総会に出席しました。

  この国際会議は、世界各国の閣僚や科学者、政策立案者、ビジネスマン、ジャーナリストなどが一堂に会して、科学技術と人類の未来について議論、意見交換する場として毎年開催されるものです。今年は約80の国・地域から約1,500人の参加者が集まりました。
  開会式では岸田総理が挨拶し、信頼できるAIの実現に向け、日本が主導して国際ルール作りを行う「広島AIプロセス」などに言及されました。

  盛山大臣は、フランス国立科学研究センターのアントワーヌ・プティ所長を議長としたセッション「持続可能性への道」に、東京大学の藤井輝夫総長やトタルエナジー社最高技術責任者のマリー・ノエル・セメリアらと共に登壇しました。
  盛山大臣は、
「持続可能な社会を実現する上で、地球温暖化、カーボンニュートラルは解決すべき地球規模の課題です。我が国は2050年カーボンニュートラルの目標を掲げ、総力を挙げて取り組んでいます。」
と話し、自身の経験にもふれつつ、革新的な技術によるブレイクスルーの創出や、それを支える人材の育成、更には国境を越えた知識の共有を文部科学省では支援していることを紹介しました。
  加えて、問題解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらしていくため、環境に関する意識の啓発や持続可能な開発のための教育を推進している旨紹介しました。

  また、盛山大臣は、STSフォーラム出席のために来日されている、マレーシアのリー・カン・チャン科学技術イノベーション省大臣、スイスのマルティナ・ヒラヤマ教育・研究・イノベーション庁長官と会談を行い、科学技術・イノベーション分野での更なる連携強化等について意見交換を行いました。
  スイスのヒラヤマ長官との会談では、両国の科学技術・イノベーション協力に係る覚書に署名を行い、両国の科学技術協力の発展のため、協力を促進していく事を確認しました。

登壇セッション

開会式

マレーシアのリー・カン・チャン科学技術イノベーション省大臣との会談

スイスのマルティナ・ヒラヤマ教育・研究・イノベーション庁長官との会談