中央教育審議会 質の高い教師の確保特別部会にて、貞広部会長から永岡大臣へ「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)」が手交

8月28日(月曜日)
教育

  8月28日、中央教育審議会 質の高い教師の確保特別部会(第3回)が開催され、「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)」が貞広斎子部会長(千葉大学教育学部教授)から永岡大臣へ手交されました。

  本提言は、子供たちへの教育の質の向上のための学校における働き方改革等について、できることを直ちに行うという考え方の下、国、都道府県、市町村、各学校など、それぞれの主体が緊急的に取り組むべき施策を取りまとめたものであり、
① 学校・教師が担う業務の適正化の一層の推進
② 学校における働き方改革の実効性の向上等
③ 持続可能な勤務環境整備等の支援の充実
の3本の柱から構成されています。
  国に対しては、小学校高学年の教科担任制の強化等の教職員定数の改善、教員業務支援員の全小・中学校への配置をはじめとした支援スタッフの配置充実、主任手当や管理職手当の額の改善等の処遇改善、教師のなり手の確保等を求める内容となっています。

  提言を受け取った永岡大臣からは、提言を取りまとめていただいたことに謝意を表明するとともに、提言の内容を速やかに実現し、教師を取り巻く環境整備を前に進めることができるよう、自身が先頭に立って取り組み、来年度概算要求に反映させることについて述べられました。
  また、本年5月に諮問した事項(教師の勤務制度を含めた更なる学校における働き方改革の在り方、教師の処遇改善の在り方、学校の指導・運営体制の充実の在り方)について、来年の春頃に一定の方向性を示すことを目途として、更に議論を深めていただくこともお願いしました。

▶ 教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)(文部科学省HP)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/099/mext_01551.html