第55回国際化学オリンピック日本代表選手が永岡大臣を表敬訪問

7月26日(水曜日)
教育、科学技術・学術

  国際化学オリンピックは、世界中の高校生が一堂に会し、化学の実力を競うと同時に親交を深めることを目的とした国際大会で、第55回の今回は、7月16日~7月25日に、スイス・チューリッヒで開催されました。

  日本からは、国内大会(3215人出場)から選抜された4名が出場し、山之内望花(久留米大学附設高校3年)さんと松坂康平さん(東海高校3年)が金メダルを、鈴木晴翔さん(聖光学院高校3年)と田中舜さん(徳島市立高校・3年)が銀メダルを獲得するという優秀な成績を収めました。

  7月26日、永岡大臣が選手と関係者の表敬訪問を受け、出場選手へ文部科学大臣表彰を授与しました。

  選手との懇談では、永岡大臣からメダル獲得へのお祝いの言葉とともに、「世界に冠たる本大会で交流した各国の代表は今後も重要な仲間になるだろう、皆さん良い経験ができたと思う」と話しました。また、「これからも自分がやりたいことをしっかり頑張れる人生を歩んでいただきたい。そして日本を支える人材になっていただきたい」と期待を伝えました。

  選手たちからは、「他国の選手と交流できて今後につながる良い機会になった」「エクスカーションの製薬企業の研究室見学などもとても勉強になった」などの感想や、「化学と数学のどちらの分野を専攻しようか迷っていたが、本大会を通じて化学を勉強したいと思った」「化学的なものの考え方を生かし、大学では情報系を頑張りたい」など、これからの目標などについて発言がありました。

  文部科学省では、優れた若い人材が世界で活躍することができるよう、今後とも次代の科学技術イノベーションを担う若者を支援します。

※国際化学オリンピックHP
https://icho.csj.jp/別ウィンドウで開きます

左から:鈴木晴翔さん(聖光学院高校3年)さん、山之内望花(久留米大学附設高校3年)さん、永岡大臣、松坂康平さん(東海高校3年)、田中舜さん(徳島市立高校・3年)