7月19日(水曜日)
教育、科学技術・学術
7月19日、永岡大臣が岐阜大学糖鎖生命コア研究所(iGCORE)を訪れ、研究室視察や大学院生との意見交換等を行いました。
生命のすべての細胞の表面を糖鎖という鎖状の物質が覆っており、例えば血液型は赤血球の糖鎖の構造の違いにより決まったり、インフルエンザ感染はウイルスが糖鎖を見つけて接着し、感染するという窓口になっていたりと、糖鎖は免疫や神経の機能、老化、感染症などに密接に関わっており、糖鎖の研究が医療へ応用できることが分かっています。
岐阜大学は名古屋大学と経営統合し東海国立大学機構となっており、本研究所では両大学の研究者が集結し、それぞれの特性を生かした世界トップレベルの研究が進められています。
大学院生との意見交換の場では、iGCOREについて、「研究所内に糖鎖に関する技術が全てあり、あらゆるプロがここにいることが強み」という声や、糖鎖研究について「明らかになっていないことが多く、自分で解明したいと思えて面白い」という意見などが聞かれました。
永岡大臣は、いずれはノーベル賞を受賞するくらいに頑張って欲しいと期待を伝えました。
文部科学省では、今回の視察を通じて得た知見を踏まえ、引き続き関連施策の充実に積極的に取り組んでまいります。
※糖鎖生命コア研究所HP(https://igcore.thers.ac.jp/)