永岡大臣が埼玉県戸田市立笹目東小学校で不登校対策の取組について視察しました

7月3日(月曜日)
教育

  7月3日、永岡大臣は埼玉県戸田市立笹目東小学校を訪れ、不登校対策の取組について視察しました。

  戸田市では、誰一人取り残されない教育の実現に向け、学校の生活上、不安や困難を感じている児童や不登校傾向児童への多様な居場所の確保による早期対応・早期支援のため市内全小中学校に校内サポートルーム「ぱれっとルーム」を設置しています。

  また、NPO法人カタリバと連携してメタバース空間を使った居場所・学習支援の取組「シェア型オンライン教育支援センター「room-K」」を設置し、実際に施設に集まっているような感覚で子供たちが参加でき、必要に応じて精神科医や臨床心理士に相談できる体制等を提供しています。

  永岡大臣は、「ぱれっとルーム」を訪れ、子供たちが過ごしている様子や、室内環境・活動の工夫等についてスクールサポーターの方等から説明を受けました。また、アバターで「room-K」内各部屋などを回り、利用している児童からオンラインで話をお聞きしました。

  その後、戸田市長や教育長はじめ教職員やNPO法人の皆様と意見交換を行いました。意見交換では、学校には“安心できる場所”が必要で、「ぱれっとルーム」は“心の保健室”の役目になっていることや、「room-K」は物理的にも心理的にもアクセスしやすく、産学官の連携で協働が生まれ、みんなで共通認識をもって子供たちをいかに次のステップへ繋げられるかが大切であることなどを伺いました。

  文部科学省では、本年3月に「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1397802_00005.htm」を公表しており、永岡大臣は、戸田市の一人一人に合う様々な先進的な取組は、プランを推進する上で大いに参考になると話し、引き続き取組を着実に進めてまいりたいと述べました。