第211回国会に文部科学省が提出した4法案が全て成立しました

5月26日(金曜日)
教育、文化芸術、科学技術・学術

  5月26日の参議院本会議において「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律案」が可決、成立し、これにより、第211回国会に文部科学省が提出した4法案が全て成立するに至りました。
  それぞれの概要は以下のとおりです。

○「私立学校法の一部を改正する法律」
  私立学校を設置する学校法人について「執行と監視・監督の役割の明確化・分離」を基本的な考え方として、社会の要請に応え得る実効性のあるガバナンス改革を推進するための制度改正を行うもの。

○「著作権法の一部を改正する法律」
  著作物等の利用の可否に係る著作権者等の意思が確認できない著作物等の利用に関する裁定制度を創設する等の措置等を定めるもの。

○「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律」
  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構が設置する次世代放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)を特定先端大型研究施設に追加するとともに、同機構にNanoTerasuの共用等の業務を行わせることとするもの。

○「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」
  日本語教育機関の認定制度を創設するとともに、認定日本語教育機関における日本語教師の資格制度を創設するもの。

  今後は、法案の趣旨が各現場に行き届くよう関係団体とも連携しつつ取り組むとともに、これらの法律のほか、文部科学行政における各般の課題に対応するため政策の立案に取り組んでまいります。

※第211回国会における文部科学省成立法律
https://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/mext_00047.html

衆議院本会議での答弁の様子

5月26日の参議院本会議 「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律案」採決時の様子

参議院文教科学委員会での審議の様子