令和5年春の褒章伝達式

5月15日(月曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化・芸術

  5月15日、令和5年春の褒章伝達式を執り行いました。今年の春の褒章受章者は政府全体では664名で、そのうち文部科学省関係の受章者は33名でした。

  「紫綬褒章」は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方22名(褒状を受けられた1団体を含む)が、「藍綬褒章」は、多年教育事業の発展に寄与した方2名が、「黄綬褒章」は、多年業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方8名が、「緑綬褒章」は、長年社会に奉仕する活動に従事し、顕著な実績を挙げた方1名が、それぞれ受章され、伝達式に出席した31名の受章者お一人おひとりに、簗副大臣から褒章と章記(団体の代表者には褒状)が手渡されました。

  受章者を代表して、有機合成化学の分野で紫綬褒章を受章された大阪大学名誉教授の茶谷直人氏は、受章の喜びやお世話になった皆様への感謝を述べられるとともに、新しい触媒反応開発のための方法論の創成という、ご自身の研究に触れられ、
「すぐに目に見えた形で人類、社会の役に立つ研究ではなく、基礎的な研究になります。そのような研究分野の研究者にも光をあてていただき、後に続く後輩の励みになると思います。」
と話されました。

  式の後、受章者の皆さんは皇居へ拝謁(はいえつ)に向かわれました。

褒状(紫綬)を授与されたワールド・ベースボール・クラシック日本代表チーム
栗山英樹 監督