永岡大臣が欧州宇宙機関・ITER機構を訪問(欧州出張①科学技術・学術分野)

4月30日(日曜日)~5月4日(木曜日)
科学技術・学術、国際

  4月30日から5月4日にかけて、永岡大臣がスペイン・フランスを訪れ5月2日には欧州宇宙機関(ESA)を、5月3日にはITER機構※¹ を訪問しました。

  ESAでは、ヨーゼフ・アシュバッハー長官と、国際宇宙ステーション(ISS)計画における協力について確認し、月周回有人拠点「ゲートウェイ」に関する協力や、ISS運用終了後の地球低軌道活動のあり方等についての意見交換を行いました。

  国際協力による核融合実験炉ITER機構においては、組立が進捗している状況を現地で確認するとともに、ピエトロ・バラバスキ ITER機構長や鎌田裕副機構長との会談を通じて、ITER計画に対して我が国が引き続き貢献する意思を伝えました。

  文部科学省では、今回の出張を通じて得た知見を踏まえ、引き続き、関連施策の充実に積極的に取り組んでまいります。

※¹ITER(イーター)は、核融合エネルギーの実現に向け、フランスに建設中の実験炉です。核融合に必要な燃料は、海水から採取することができ、二酸化炭素等を排出することがないといったメリットがあり、エネルギー問題と環境問題を根本的に解決するものと期待されています。本計画には、日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドが参加しており、ITER機構は、これらをまとめ、計画の推進を担う国際機関です。

欧州宇宙機関(ESA)訪問の様子

ITER機構訪問の様子

左:鎌田裕副機構長 右:ピエトロ・バラバスキ ITER機構長