タン世界知的所有権機関(WIPO)事務局長による永岡大臣表敬

2月27日(月曜日)
文化

  2月27日、永岡大臣は、ダレン・タン世界知的所有権機関(WIPO)※事務局長の表敬を受け、知的財産の保護と推進に向けた協力について意見交換を行いました。

  会談では、永岡大臣から、知的財産に関連する国際的課題の解決に向け、タン事務局長がWIPOを率いて積極的に取り組んでいることに対して敬意を表する旨を述べました。また、デジタル化の進展により、国境を越えた著作権侵害への対策と国際的な連携・協調の重要性が高まっていることに触れ、事務局長を始めとしたWIPOの対応に引き続き期待をしていますと伝えました。

  これに対してタン事務局長からは、WIPOと日本は大変温かい関係性を構築しており、日本はWIPOの柱であると述べられました。また、デジタル化の進展により知的財産を巡る状況に変化が生じる中、次世代のクリエイターが新技術や知的財産を活用できるようにすることが重要との考えをお示しされるとともに、併せてクリエイターの権利を保護するための体制構築にも取り組むと述べられました。

  会談を通じて両者は、文部科学省とWIPO間での更なる連携の進展に向けて、引き続き協力を行っていくことを確認しました。

※世界知的所有権機関(WIPO):知的財産制度を所管する国連の専門機関であり、知的財産に関する様々な条約の制定、普及啓発活動、途上国協力を実施している。本部はスイスのジュネーブにあり、加盟国数は193か国。