簗副大臣が東京都大田区立糀谷中学校夜間学級を視察

  １月31日、簗副大臣は、大田区立糀谷中学校夜間学級を視察しました。
  大田区立糀谷中学校夜間学級は、実質的に昼間の中学校に通えない生徒が多くいたこと等から、これらの生徒に対し義務教育の機会を提供するため、昭和28年に設置されました。
  現在も、様々な事情により義務教育を修了できなかった方、不登校等のためにほとんど学校に通えなかった方、我が国または本国で義務教育を修了していない外国籍の方など、様々な背景を持つ生徒の多様な学びを保障しています。

  視察では、理科の実験の様子、国語、英語の授業、給食の様子を見せていただくとともに、小黒仁史教育長、小島宏一郎校長を始め、大田区教育委員会、糀谷中学校の皆様と、意見交換を行いました。
  夜間学級に入って学び続けることで自信を得られた不登校経験のある方、夜間学級で地域の防災訓練に参加したことをきっかけに地域につながることができた外国籍の方などの事例を参考に、夜間中学の課題や今後期待される役割等について話し合いました。
  また、都内の夜間中学が一堂に会して行う連合行事の様子も御紹介いただき、学校の垣根を超えて、生徒同士が学ぶことへの意欲を高め合い、刺激し合っているということも知ることができました。

  文部科学省は、今後とも、夜間中学を必要とする方々の学びを支えるため、引き続き各種支援施策を講じるとともに、全ての都道府県・指定都市に少なくとも１つ夜間中学が設置されることを目指し、設置促進を図ってまいります。