「ナイスステップな研究者2022」に選ばれた若手研究者が永岡大臣と意見交換

1月17日(火曜日)
科学技術・学術

  1月17日、「ナイスステップな研究者2022」に選ばれた若手研究者10名が、永岡大臣、井出副大臣、山本大臣政務官と面会し、研究環境や制度の課題などについて意見交換しました。

  冒頭、永岡大臣は、
「皆さんがこれからの日本の科学技術研究のためにどれだけ力を発揮できるかが、日本が科学技術立国になるための挑戦になると思っている」
と今後の活躍への期待を話しました。

  研究者それぞれの研究内容を御紹介いただいたのち、永岡大臣から、研究者としての苦労や、どうすれば研究者が増えるかなどについて質問があり、急な病気などで研究できなくなるリスクがあることや、海外の大学と比較して日本の大学は研究者のポストの選定プロセスが不透明であることなど、研究者の現状や課題、そして率直な御意見をお答えいただきました。

  さらに研究者から、民間企業と大学の研究者の給与の差が大きすぎて、優秀な人材を大学につなぎ留めるのが難しい、補助金申請のための提出書類が、申請を諦めたくなるほど膨大で煩雑であるなど、現場の目線から改善すべき点をお話いただきました。

  永岡大臣は、研究者の皆さんから率直に様々な意見をお聞きでき、とても参考になったと話し、今後の研究環境の向上に向けてしっかりと取り組んでいくことや研究者の皆さんの今後の更なる活躍への期待を伝えました。

  文部科学省では、若手研究者の皆さんから頂いた御意見を参考に、今後の科学技術政策をより一層推進してまいります。

※ナイスステップな研究者
  文部科学省 科学技術・学術政策研究所では、2005年から科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。過去に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授や天野浩教授もいらっしゃいます。

永岡大臣

井出副大臣

山本大臣政務官