総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 3-2 クラブ何でも相談室

Q3 総合型地域スポーツクラブを育成していく上では、行政部局内での調整が大切だと聞きますが、どうしてですか。

 A 総合型地域スポーツクラブの育成は、スポーツ振興のみならず、地域における住民意識や連帯感の高揚、世代間の交流、高齢社会への対応、地域住民の健康・体力の保持増進、地域の教育力の回復など、21世紀における新たな地域社会の形成にも寄与することが期待されています。
 したがって、教育委員会事務局内の生涯学習や学校教育の所管とはもちろんのこと、未就学の子どもや高齢期の健康増進を所管する部局等とも十分に連携を図り、総合型地域スポーツクラブ育成の理念の共有化を図りましょう。

Q4 総合型地域スポーツクラブを創設していく上では、行政主導からいかに地域住民主導に移行していくかが難しいと聞きますが、どうすればよいのでしょうか。

 A クラブ設立の仕掛けやきっかけづくりは、行政やスポーツ団体であっても、設立されたクラブを運営し、育てていく主体は地域の住民の皆さんです。
 これからクラブを立ち上げようと計画している市区町村の行政担当者の皆さんは、このことを常に念頭におき、クラブ創設に向けてのキーパーソンとなる人材を発掘しましょう。そして、キーパーソンを中心としたクラブ設立の推進グループを形成していきましょう。
 これまでの取組の結果、クラブ設立に向けての推進の核となるグループができつつある市区町村行政の担当者の皆さんは、できる限りメンバーの意見を引き出すオブザーバー的な役割にまわり、推進グループの主体的な取組を引き出すように努めましょう。
 また、過度に行政に依存せず、主体性を持った設立準備委員会とするために、その事務局は行政組織の外に設置するよう促しましょう。

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スポーツ・青少年局生涯スポーツ課

(スポーツ・青少年局生涯スポーツ課)

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