総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 2-10 リスクマネジメント(1)

1 総合型地域スポーツクラブにおいて考えられるリスク

  • 会員自身の過失によるケガや事故
  • スポーツ指導者等の指導上の過失によるケガや事故
  • スポーツ活動自身に内在する危険性によると思われるケガや事故
  • 施設・設備等、活動実施環境の不備によるケガや事故

2 リスクに対処するには

 クラブの活動中におけるケガや事故を未然に防止するための方策を検討することが第一です。その基本は、会員個人の安全管理とクラブ自体の安全対策です。
 会員は定期健康診断などにより、自分の健康状態を十分に把握するとともに、自分自身の技術や体力、そしてその日の体調等に見合った活動を心掛けることが重要です。
 クラブにおいては、医療機関等とも連携し、救急体制や緊急連絡網を整備しましょう。また、スポーツ安全保険制度への加入をはじめ、事故誘発要因のチェックと改善や安全管理マニュアルの策定も会員が安心して活動を行う環境を整える上では重要です。
 同時に、会員やスポーツ指導者を対象に、会員一人一人の安全に対する意識の啓発や事故発生時の対応理解のための講習会等を開催することも考えられます。

3 事故発生時の対応(例)

  • ケガ・事故の発生→応急処置→〈必要に応じ〉医療機関への搬送
  • 関係機関(医療機関等)への連絡→保険機関等への連絡
    家庭への連絡
  • 事故原因の分析・反省(事故責任の明確化を含む)
  • 安全管理体制(マニュアル等)の見直し

〈参考〉

各種スポーツ関連保険の例

 スポーツ安全保険((財)スポーツ安全協会) ボランティア保険((財)全国社会福祉協議会) 公認スポーツ指導者総合保険((財)日本体育協会)  自治体総合賠償補償保険(全国市長会、全国町村会・特別区長会)  社会体育施設保険((財)日本体育施設協会)  子ども会指導者・育成者傷害保険((社)全国子ども会連合会)

お問合せ先

スポーツ・青少年局スポーツ振興課

(スポーツ・青少年局スポーツ振興課)

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