総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 2-5 広報活動(1)

 地域からのクラブに対する社会的信用を高めていくためには、クラブの目的や活動内容について、広く地域住民の皆さんに認知してもらうことが大切です。また、クラブの安定的な経営を図るためにも、地域住民の皆さんが「クラブの活動に参加したい」、「会員になりたい」という気持ちになるように、積極的に働きかける必要があります。
 広報活動を行う上で重要なことは、目的に合わせ、伝えたい内容を精選していかにわかりやすく、どのような媒体を通して伝えるかと言うことです。

1 会報の発行やリーフレットの作成

 より多くの人にクラブの存在を知ってもらい、クラブに興味を持ってもらうためには、クラブの会報やリーフレットを、地域住民の皆さんが気軽に立ち寄れる施設に留め置きしたり、自治会を通じて、また地域の様々なイベントを活用して配布したりするなど、地道で継続的な広報活動が必要です。なお、回覧板などは地域社会において定着している広報媒体であり、クラブの会報やリーフレットを自治会の協力を得て、全戸で回覧してもらう方法も考えられます。

● 広報誌の発行

 高度情報化社会といっても、地域の広報といってまず思いつくのは紙媒体である広報誌の発行でしょう。例えば、会報を定期的に発行していくことは、会員への情報提供に資するとともに、地域住民に対して繰り返しクラブの情報を提供でき、クラブへの社会的信用を高めることにもつながるでしょう。

● クラブのリーフレットの作成

 クラブを紹介するリーフレットは、特に入会を希望する人に対して、クラブの目的や活動内容、入会方法などをわかりやすく紹介することができます。文字情報はできるだけ精選し、活動の写真やイラストなどをふんだんに使用し、読みやすく理解しやすいものとなるよう工夫しましょう。なお、参考に右ページへ、リーフレットに盛り込むことが考えられる内容を示します。

2 電子メディアの活用

 インターネットなどの電子メディアは、クラブ側の情報をリアルタイムで提供できるだけでなく、双方向性を持った広報媒体として、今後、その活用は欠かせないものになるでしょう。例えば、クラブのホームページを開設すれば、年間スケジュールやイベントの情報、スポーツ指導者やボランティアスタッフの募集など、クラブの情報をインターネット上で提供できるとともに、入会申し込みや会費の納入、施設の予約等、運営面での活用も可能です。

3 ローカル・メディアの活用

 市区町村が発行している「広報誌」への掲載も有効な広報活動の一つと考えられますし、タウン誌やミニコミ誌、ケーブルテレビ等のローカル・メディアを積極的に活用することも検討してみましょう。

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スポーツ・青少年局スポーツ振興課

(スポーツ・青少年局スポーツ振興課)

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