総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 1-5 地域住民及び既存スポーツ団体等の理解の促進と推進グループの形成(2)

〈参考〉

 ○○市(人口約3万人)では、市民の自発性、自主的な「生涯スポーツの振興」(スポーツ活動の生活化)を定着させる一方、競技力の向上を図り、市民の健康体力つくりを推進するとともに、スポーツ文化の創造を通し、明るく豊かなまちづくりに寄与することを目的に、総合型地域スポーツクラブの育成に取り組んでいます。
 そして、平成10年度から平成18年度までの育成計画を前・中・後期に分けた上で、各期における取組や役割を明確にし、「スポーツ推進協議会」(市体育協会、市スポーツクラブ協議会及び市コミュニティスポーツ協議会を統括する組織)及び各構成組織、並びに各団体に対しても、活動の推進を図っています。

前期(平成10年度〜12年度)

 前期は、総合型地域スポーツクラブの基礎固めの時期であり、各組織、構成団体が各々の目的、役割を明確に把握することが大切である。その上で、将来を見据えた着実な事業展開を行う。

中期(平成13年度〜15年度)

 中期は、前期の取組をもとに基盤の強化に努めるとともに、
 1 前期計画の未達成部分があれば継続して取り組む一方、
 2 「スポーツ推進協議会」をはじめ、各組織が「収益性」の確保を検討していく(企業的運営)とともに、
 3 競技力向上のための体制を整備(指導者の育成・養成、体協が真に競技力向上を目指し、県大会以上に出場できる技術・技能を持った組織となるよう整備)し、
 4 「スポーツ推進協議会」の事実上の独立に向けた検討に入る(事務局体制の確立、財政基盤の安定)。

後期(平成16年度〜18年度)

 後期は、総合型地域スポーツクラブが、目的に達する時期と捉え、これまでの取組を振り返り、再評価するとともに、継続すべきことについては、さらに発展させていくための整備を行う。また、統轄組織である「スポーツ推進協議会」の事務局体制の整備(行政から独立した体制の確立)及び財政基盤の確立(独自財源での運営が可能なように)を図る。

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スポーツ・青少年局スポーツ振興課

(スポーツ・青少年局スポーツ振興課)

-- 登録:平成21年以前 --