平成15年度専修学校先進的教育研究開発事業

事業名 実践型ビジネスリーダー(企業家・起業家)養成のための長期実践体験型プログラムの研究開発
学校法人名 学校法人 鶴学園
学校名 広島工業大学専門学校
代表者 瀬崎 宣利
担当者・連絡先
鶴 登美子 電話 082-295-5111
事業の概要  社会の情報化、グローバル化の進展は、産業構造や雇用環境に大きな影響を与えている。専門学校においても、求められる人材を育成するために、教育内容や方法・指導において早急な見直しを迫られている。このような中で、平成14年度の研究を通して、我々は技術教育だけでなく「ビジネスリーダー」としての資質の養成が専門学校において重要な課題であると考え、このたびその教育プログラムの研究開発に取り組んだ。
 専門学校3校(工業系、芸術系、ファッション系)と大学、企業(SOHO、ベンチャー企業等)が連携し、5つの分科会(各種調査、起業家養成講座、サポートシステム開発、キャリアカウンセリングの調査、ビジネスモデル構築・指導)を構成し、調査研究を推進した。
 主な事業内容は、次のものである。
1. 専門学校と大学の起業家教育カリキュラム調査、ベンチャー企業実態調査
2. ビジネスリーダー養成講座(起業家体験塾)の実施(全10回)
3. フリーマーケットの実施(プレ体験実習)
4. リサイクルショップの実施(ポスト体験実習)
5. 起業家による講演会の実施(6講演)
6. 起業を志望する学生を対象としたプロジェクト活動の支援
7. キャリアカウンセリングの実施
8. 学生ベンチャーフォーラム(成果報告会)の開催
9. 「サクセスノート」「起業家養成テキスト」の開発
成果  成果として、起業家育成のための教育プログラムを開発し、実証的に運営する目的で「ベンチャービジネス研究科」を設置し、さらに学生起業家のためのプレインキュベーション施設の整備に至った。また、ビジネスリーダー養成講座をきっかけに、一人の在学生が実際に創業を果たし、起業家活動を始め、企業等へのホームページコンサルタントやWEBシステム開発等を行うなどし、結果として、起業家マインドの醸成やキャリアカウンセリングの効果を見ることができた。
方向性の関係図
図1 ビジネスリーダー養成の方向性
 
概要図
図2 VB研究科の位置づけ



-- 登録:平成21年以前 --