平成15年度専修学校先進的教育研究開発事業

事業名 学生ケアのための教師用キャリアカウンセリングプログラム開発及びテキスト開発
学校法人名 学校法人 新潟総合学院
学校名 新潟会計ビジネス専門学校
代表者 池田 弘
担当者・連絡先
浅井 晃 025(287)4381
事業の概要  意識や環境の変化により複雑化する学生ケアをより向上させるため、進路指導を中心とした教師教育用キャリアカウンセリングプログラムとテキストの開発をする。教師が指導に必要とするカウンセリングスキルはもとより、研修技法や企業国際情報をも加えた実践的なプログラムの開発を目的とする。
成果  本事業計画の目的は、複雑化する進路指導を学生ケアとリンクさせながら、教師自身のカウンセリング能力の向上と知識習得のための教師教育プログラムとテキストの開発である。そのため、カウンセリングやコーチング等の指導スキル研究を中心に企業の現状や海外情報を含めたカリキュラム・シラバス作成の方向性を決定する「プログラム開発委員会」と、プログラム開発委員会の方向性を基に具体的なカリキュラム・シラバス・テキストを作成する「コンテンツツール委員会」を全3回ずつ実施し、研究開発の内容を深めていった。
 また本事業は社会変化により複雑化する進路指導を学生ケアの観点から開発する内容であるため現状調査は大変重要である。その実態を把握するため企業側と現場教師側に以下の通りアンケート調査を実施し、その結果もテキスト作成に反映させた。
 <進路指導に関するアンケート調査内訳>
高等学校     754校
専修学校     752校
企業     494社 合計2000通発送
 テキスト(全220ページ)・シラバス(全24ページ)の構成内容は以下の通りである。
第1課 キャリアプランニング
第2課 自己認識の意義
第3課 キャリアプランニングと心理検査
第4課 自己の現状把握
第5課 社会と自分
第6課 企業社会の実際と仕事第
第7課 仕事の種類
第8課 目標設定の考え方
第9課 将来計画の作成
第10課 就職活動の実践
第11課 応募書類
第12課 面接への準備
<資料編>
資料編1 職場で成功するためのスキル
資料編2 内定から入社まで
資料編3 組織で働く基礎知識
資料編4 海外就職への道
資料編5 多様なワーキングスタイル
資料編6 実務・教育連結型人材育成の試み
資料編7 キャリアプランニングを支援する心理検査など
 テキスト活用の対象者は初めて進路指導をする教師が中心となるが、日々複雑化多様化する進路指導の現場に身をおくすべての教師も対象者となる。
 学校教育における「キャリア教育」の早期段階からの実施とキャリアカウンセリング手法の有機的な結合は、進学・就職を問わず生徒・学生の進路に関しての強い味方となるものである。そのため、キャリアカウンセリングへの理解とスキルの習得は急務であると考える。



-- 登録:平成21年以前 --